君に会いたいわけじゃない
あいている日を
いくつも並べられても
私は
君に会いたいわけじゃない
一服のタバコ
一杯のアルコール
甘い甘いスイーツのように
ほんの一瞬の気晴らしで
私たちは
関わっていたんじゃなかったの?
そんな先の約束で
私をつかまえないで
明日、君以上に気になる人が現れたら
私は君のことを忘れてしまう
あなたが愛の言葉を囁けば囁くほど
私はあなたから離れていく
あいている日を
いくつも並べられても
私は
君に会いたいわけじゃない
一服のタバコ
一杯のアルコール
甘い甘いスイーツのように
ほんの一瞬の気晴らしで
私たちは
関わっていたんじゃなかったの?
そんな先の約束で
私をつかまえないで
明日、君以上に気になる人が現れたら
私は君のことを忘れてしまう
あなたが愛の言葉を囁けば囁くほど
私はあなたから離れていく
その場所は
“あの人”と行ったところなんです
その人優しくて、私の子どもをとても可愛がってくれて
ポケットマネーでおやつや飲み物まで買ってくれた
乗り物が怖い私のかわりに
その人が乗ってくれてとても助かったの
水しぶきがかかって濡れた髪をしたまま見せた笑顔が
ありがたくてもうしわけなくて
タオルを渡しながら時間よ止まれと願ったあの日
その場所は
わたしにとって、大切な思い出の場所
つかのまのせつない
私の宝物のような時間を
どうかもう かきまぜないで
好きな人の前では雄弁になる
今日のニュースのことや
芸能界のうわさ
一緒に歩いていると
目にとまったどうでもいいことや
あの空の雲の形まで
ぺらぺらぺらぺら
話し続ける
たくさんのおはなしをしながら
だけど本当のことを言えない
あなたが好きです
とはいえなくて
あの店のカレーが好きだとか
花の中ではバラが好きだとか
小さな声で「好きなんだよね」と繰り返す