夢の中で。
あなたの夢を、みました。
夢のなかで、あなた、泣いていたので、びっくりしました。
みんながわかってくれないんだ、と、
あなた、泣いていました。
私は、あなたが涙をぬぐったティッシュを、
あなたが壊した家具を、
そっと片づけていました。
泣いていたあなたを見るのは、もちろん、初めてです。
なにか、つらいことがあるんじゃないのかな、なんて、
心配になりました。
でも、もう、手紙を書けないから、
ここにつぶやいている・・・。
最近暑いけど、元気ですか?
ちゃんと栄養、とってますか?
何か、悩んでいることが、あるんなら、
いつでも・・・・
・・・もう、連絡なんて、くれないだろうけれど。
泣いているあなたを、私は精一杯かばっていました。
どうでもいい、あんなやつ。そうみんなには強がっていたくせに、
夢の中で、私は、あなたの味方でした。
そう、夢の中では、あなたのことを、純粋に好きでいる私が、いました。
たくさんの汚れた感情をかぶせてしまったけれど、
わたし、まだ、あなたのことを好きなんですね。
自分の気持ちに気づいて、いまさら、にがく、笑いました。
でももし、あなたが何か、困っているのなら。
いつでも、連絡ください。
私のちからなんて必要としてはいないだろうけれど、
こんな夢を見てしまったから。
あなたに手紙を書いてみました・・・・。