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06/08/2005

だいすきなあなたへ。

【じゅんに。】

ほんとのほんとの自分は、
たぶん、誰にも見せられない姿。

ひとりでいるときの、ふとした自分。
その瞬間が、きっと本物なのですね。

あなたはいったい、
どこで行き違ったかわからないけど、
いつのまにか、演技を憶えちゃって。
しかも、演技がうまくなっちゃって。

ほんとの自分の肩身が狭くなっていく。

自分らしいとか、自分らしくないとか、
まわりが決めた「らしさ」なんてものは、
きっと、あなたにとって重荷なのですね。

弱くて、やさしい、あなたは、
肩から降ろすこともできずにいるのです。
できれば、そんなもの捨てなさい。
できれば、そんなもの忘れなさい。壊しなさい。

あなたの魅力は、
あなたが考える魅力とは違うのです。
だから、ええカッコすることはやめなさい。
だから、ばかなカッコするのもやめなさい。
そして、すべて、さらけだした姿に、
いつか、会ってみたいものですね。


吉井春樹さんが昨年の1月に出した詩集
「しあわせが、しあわせを、みつけてきた。」
のなかのひとつの詩です。
この詩集は、詩の世界では異例のヒットを続け、もうすぐ7刷です。

吉井春樹さんを知ったのは、昨年の9月でして、
私の秘書のちゃむクンがファンだったからです。
そのとき驚きました。
私と同じで、タイトルに「、」を入れてる人がいる!
それだけで妙にうれしかった。
「、」や「。」の微妙さ大切さを知ってる人に会えた。

しかも書いてることがいちいち、
ぐさぐさ心に刺さる。
というか、これは私? みたいに思う時がある。
どうも似通ったものがあるような。
気になってしかたないので、昨年末にちょっとやってみようよ、と、
こっそり呼びかけて、
お互いに「年上女」と「年下男」というシチュエーションでの
恋のフレーズを、交換していきました。

それが積もり積もって、ついに、
七夕に。
「年下オトコ×年上オンナ」というタイトルで、
ケータイで連載を開始することになりました。
くわしくはまた近くなったらお伝えしますが、
私はうれしくてたまりません。

彼は私の代弁者であって、いつも、助けられています。
私も、彼の代弁者になれていれば、いいのだけど。
まだまだ、かもしれません(≧∇≦;

年の差恋愛をしているあなたが、
大好きな人に伝えたいキモチ。
私たちが代わって、フレーズにできていれば。
そうだとうれしいな。そう思ってます。


しあわせが、しあわせを、みつけてきた。

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Tracked on 06/08/2005 03:16 م

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