« すごい恥ずかしい後日談。 | Main | He is a Star »

11/05/2004

昔も今も、年下オトコ。


源氏物語の数ある女性達のなかに「六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)」がいます。

皇太子の未亡人です。娘がいるシングルマザー。
彼女は男達に人気があって、サロンを開いて歌会などを催したりしていたそうな。
光源氏は7つ年上の彼女に憧れ、なかなか打ち解けてくれない彼女に一所懸命アタックして、ついに恋人関係になったんだそうな……。でも光源氏には「葵」っていう正妻がいるの。だからまあいろいろその後、おそろしいほど六条さんとはすったもんだなことになるわけです。

六条さんは、年上ゆえの嫉妬に悩み苦しみ、読んでいるほうもなんとも苦しいこのあたりのパート……。

だけどねえ、私は六条サンがうらやましいな。
光源氏は確かにイケメンでモテモテでまわりに大勢女達もいたかもしれないから、苦しい恋だったかもしんない。だけどさ、彼に何度も抱かれてたんだから、充分幸せだったんじゃないのかしら。「愛された記憶」がカラダに刻み込まれたと思うんだけどなあ。それにしてもその嫉妬のパワーを歌詠みに向ければ、さぞかし素敵な作品がいっぱい生み出せたでありましょうに。


ネットではここの解説がわかりやすかったです。


|

« すごい恥ずかしい後日談。 | Main | He is a Star »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 昔も今も、年下オトコ。:

« すごい恥ずかしい後日談。 | Main | He is a Star »