恋愛っていえる?
「ねえ……由紀哉。私と恋愛しようよ。
私達、うまくいくと思うもん」
「恋愛……してるじゃん」
由紀哉は、私の顔を見てくれない。
駅の雑踏を見つめながら、答えている。
「咲希ちゃんと会ってる時は、
俺、いつだって恋愛気分だよ」
「会うたび三万円もお金がかかるのに?
こんなにお金がかかるのに、恋愛だなんて、言える?」
(いじわるペニス)
恋人ごっこをしてくれる男の子の全員が、
ウソツキなわけじゃあ、ありません。
だけど……。
ま、ほぼ、99%が、ウソツキちゃんです。
そりゃあ、まあ、しかたがありません。
だって。
彼らは、恋人のフリをしているのだから、
その場その場では恋人気分になるわけで。
だって、それが、仕事なわけだから……。
だけど、女の子ってとってもファジーな生き物だから。
だんだん、何がホントで何がウソなのか、
わっかんなくなっていっちゃって。
気がついたら情が移っちゃって……。
……っていう感じ。
本人も、ゲームなんだか本気なんだかわからなくて、
お互いにカラダとココロをすりへらしながら、
遊んでストレス発散しているはずが、
ますますつらい思いをしていっちゃう。
そんな、世間の片隅の、
オトコとオンナとオカネの関係が、
来週、出版されます。
現在第2話までプロローグ公開中です(≧∇≦)。
« つながり | Main | フリーエージェント社会 »
The comments to this entry are closed.
Comments