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07/02/2004

YES オノヨーコ展

「私たちはもともと半分なのだ」

         オノ・ヨーコ


オノヨーコ展やっと最終日に行ってこれました。


前々からよく知っているたくさんの作品を間近で見ることができて、ものすごく感動してしまいました。

オノヨーコは難解だという人がいるのですが、私からすればどうして? という感じです。こんなにシンプルに世の中への疑問を問いかけることができているのに? 

周囲から見るととても突飛な行動をしているように見えるらしい、オノヨーコさんですが、私から見れば「闘っている人」です。たくさんの物事から逃げずに真っ直ぐ前を向いて自分のやりたいことをやり通すチカラを持っている。それをアートにまで高めている。……カッコよすぎです。

部屋の中のものすべてを半分に叩き割って、真っ白に塗りたくった作品があります。椅子もヤカンもトランクもまっぷたつ。誰かがオノヨーコさんに「人間も半分に割ったらどう?」と問いかけた時にオノヨーコさんは、

「私たちはもともと半分なのです」

とお答えになったのだそうです。
……カッコよすぎです(≧∇≦)☆

そしてオノさんは見事に自分の魂のもう半分を見つけたのでした。
そう、ジョンレノンです。
……あまりにもカッコよすぎます。

この<半分の部屋>という作品は彼女がジョンレノンに出会った翌年に発表されました。ジョンレノンはこの作品展のスポンサーとしてお金を援助しているし「空気瓶」という彼女との共作オブジェも展示しています。実はこの作品は、魂のもう半分であるジョンレノンにあてての彼女のラブメッセージだったかもしれないという話です。

……あまりにもカッコよすぎて、作品解説を読んで「まいりました」という感じでした。

<追記です!>

気になって家にある本で、調べてみました。

やっぱり! オノさんは「自分の半身であるジョンを必死になって見つけた」と語っておられます。
そしてどうやらやはりこの「半分の部屋」という作品はジョンレノンにあてたもの、というより、これは事実上ふたりの初めての共同作品だったそうです。

でも。
ジョンレノンは、スポンサーになったことも、自分がその作品に関わったことも、すべて内緒にしてもらいたがったのだそうです。だから共同作品の「エアボトルス」についても「ヨーコ&ジョン」と名前は出ていたけれど、それを見た誰もがまさかあの「ジョン・レノン」だとは思いもしなかった、当時二人がそこまで関わりが深いとは誰も思わなかったからだそうで……。

しかしオノヨーコは、結局パンフレットか何かで協力者としてジョンレノンの名前を出してしまい、ジョンレノンは困惑した、とのことです。

ビートルズの一員として勝手な行動ができなかったジョンレノンの立場もわかるけど、でも私はオノヨーコさんの気持ちがわかるなあ! だって、彼女にとってみれば「半分の部屋」はジョンレノンがいたからこそできた作品であるのだから、彼の名前がないことのほうが「不自然」だったのだから……。
もっと言ってしまえば「彼の名前が入らないと作品として完成しない」ということだったのだと思います。

YOKO ONO—オノ・ヨーコ 人と作品
飯村 隆彦

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