偶然をはらむ人生。
「偶然をはらまない人生に、
何の生き甲斐があるものだろうか?」
(寺山修司)
そうそう。
人生というドラマがすべて定石通りに進んだらつまらない。
ハプニングというものが起きるから、小説も、人生も、面白い。
でも時々、あまりにもできすぎのシナリオを目にしたとき、
私はうなります。
「この筋書きを考えたのは、誰ッ!?」
作家もうなる、その物語性。
過去と現代をつなぐ点と線。
複雑な人物相関図。
おいおい!
事実は小説より奇なりの瞬間を目にしたとたん、
思わず見えない誰かに向かって握手したくなったりします。
結局私なんて、誰かが仕組んだそうした偶然をはらむドラマを
ドキドキしながら傍観して、そしてそのレビューを書いているだけに、
すぎないのかもしれません。
寺山修司さんは映画が好きです。
「田園に死す」最高ですね(≧∇≦)。
ポスト寺山修司と言われている園子温さんも大好きです。
「部屋〜the room〜」最高ですね(≧∇≦)。
素晴らしい才能です。
詩集「東京ガガガ」も大好きです。
実は園さんに一度おめにかかったことがあります。
もう10年以上前のことですから、園さんはきっとおぼえていらっしゃらないことでしょう。
私は当時ライターで、園さんをグラビア記事として取材に行ったのです。
あのときは、ありがとうございました、すごく光栄でした。
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