男だって身売りする。
女性が身を売るというと、
そこにはセックスが介在するけど、
男だってこの世に生きていくためには、
みんな生活のために身を売ってるじゃないか。
精神的にも肉体的にもね。
〜岡本太郎〜
私は岡本太郎さんのお母さまである岡本かの子さんがとても好きなんです。
多摩川を愛した女流作家さんでした。私も多摩川を愛する女流作家ですから。
もちろん彼女の愛息子である太郎さんも好きです(≧∇≦)☆
「バクハツだ!」ってイメージしかないかもしれませんが、実はとっても頭が良くて多才で素晴らしいアーティストさんだったんですよ……。
彼の名言集を見ていたら上記のような言葉を見つけました。
太郎さん、あのね。
最近は男の子も生活のために直接的に「カラダ」を売ったりしてもいますぅ。
……いや、そういうことじゃなくて(苦笑)。
私が一番残念に思うのは、
たとえば「俳優」目指してる劇団員の人という一例で設定させていただくとして、日々、バイトに追いまくられて、疲れちゃって、ほんとうにやりたいことがわからなくなって、ついには夢を忘れていく……。そういう人が大勢いるということなんです。
生活のために精神的にも肉体的にもいろんなことを「売り渡さなくては」ならない。
だけどだけど。
何が一番大切なのか、それだけは忘れちゃならない。
そういう説教臭いこと言うと、
「わかってるって、俺は夢を絶対忘れないって」
ってどの男の子も調子いいこと言うけど。
そう言ってる男の子のどれだけが、本気出して生きてるだろうって、時々さみしくなるのであります。
そして生活にまみれて疲れていって自分のなかのきらめく魂の声が聞こえなくなっていく。そういう男の子を何人も何人も見てきただけに。
この岡本太郎さんの言葉には、ものすごく深いものを、感じるのでありました。
![]() | 強く生きる言葉 岡本 太郎 , 岡本 敏子 |
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